最上20番札所小松沢観音(2003/04/05)
<写真>
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<レポート>
山門の大草鞋がトレードマークの札所です。浅草寺山門の大草鞋はこの地から奉納されています。この札所の最寄駅JR村山駅改札にも少し小さなものが奉納されています。
平幡先生のガイドブックでは、小松沢観音は最上霊場最初の難所と書かれております。確かに山をかなり登る必要があり、参道までの車の道は坂東八溝山のショート・バージョンの趣です。観音堂の近くには未だ雪が結構のこっております。
表の道路からの上り口の目印は、石鳥居と雪の観音報恩寺です。石鳥居は解説板の記載のとおり著名な遺蹟です。報恩寺は別名雪の観音とよばれ近世村山地方で活躍した松岡俊三代議士に係る寺院です。松岡先生は国会議員としてこの地方の雪害を訴えられ、また村山市の山の内(やまのうち)地方では、身銭をきって戦後の農地開拓に精をだされました。雪の観音報恩寺は村山地方の近世の歴史上貴重なモニュメントであり時間に余裕があれば立寄っておきたい寺院です。<参照リンク:山形新聞>地名伝説>雪の観音郷>
沢沿いの道を小松沢観音に向って登っていくと、不動堂があります。大きな石彫の不動像は独特の雰囲気があります。
尚車でいく場合は、道幅が狭くなり小型車のみ観音堂裏参道まで登ることが可能です。今回はようやく雪がところでした。冬場の参拝は無理と考えていいでしょう。
山門、本堂軒下の雪の塊を乗り越えて、本堂内で参拝させていただきます。中は真っ暗で意外と高さと奥行きがあり、幽玄な雰囲気がただよいます。ロウソクを燈し納経させていただきました。ここは雑踏を離れた静寂の中に最上霊場の奥ゆかしさを感じます。
納経所は離れており楯岡の街中になります。迷わなければ車で10分くらいでしょうか。道がせまく分かりにくいところです。八幡宮の山の麓なので、山を目印にするのもいいかもしれません。
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きたはち